『哲学する赤ちゃん』『災害ユートピア』に続く、好評!翻訳ノンフィクションシリーズ第7弾!
「容姿による差別」はいかに起こるのか!
THE BEAUTY BIAS
by Deborah L.Rhode
キレイならいいのか
ビューティ・バイアス
デボラ・L・ロード
栗原 泉【訳】
亜紀書房ZERO事業部の2月の新刊は、『災害ユートピア』『哲学する赤ちゃん』『アーミッシュの赦し』『ユダヤ人を救った動物園』『アフガン、たった一人の生還』などの翻訳ノンフィクションシリーズの第7弾!『キレイならいいのか』。
スタンフォード大学法科大学院アーネストW.マクファーランドの冠教授で、法曹理論でもっとも多く引用される研究者デボラ・L・ロードが、美の追求に絡む「偏見」と「莫大な経済的利益」を白日のもとに晒し、「容姿による差別」の問題を歴史的文化的背景を掘り起し、医療業界やメディアの功罪を暴き、法的保護の作用までを徹底的に分析・検証していく。
「『容姿による差別』を問題にすると『ほかにもっと大きな問題があるのになぜそんなことを』と言われてしまう。しかし、その小さなことに年400億ドル(ダイエット)、180億ドル(化粧品)が費やされ、就職差別があり、生涯賃金まで変わってくる」と著者は書く。
「私が本書で目指すのは、容姿を必要以上に重視することで私たちがどれほどの代償を払っているかを明らかにし、これに関してなにができるかを探ることだ」と。
章構成は以下の通り。
第一章●些末なことが大事なこと――女たちが支払っている代償
第二章●容姿の重要性と、ひとをマネる代償
第三章●美の追求は割に合う?
第四章●際限のない批判合戦
第五章●外見で人を判断するな――不当な差別
第六章●新しく作るか、あるものを使うか――法の枠組み
第七章●改革に向けての戦略
帯の文句はこうだ!
「なぜスーザン・ボイルは
ストレス入院することになったのか?」
天使の歌声を持つスーザンが、世界的に認められた後の、彼女を襲ったダブル・スタンダード。
「才能があれば、容姿は関係ない」といいつつ、「容姿による差別」は誰の奥底にも根付いてしまっている。
あなたは、胸を張って
「私は、容姿による差別を一切していない」
と言い切れますか?