中村安希さん@さわや書店フェザン店

東京から新幹線「はやて」で2時間半。
盛岡駅ビル「フェザン」の出会いの広場
はすでに、すてきなセッティングがほど
こされていました。

さわや書店フェザン店の店内にもポスター
やチラシが飾られていて、このセッティン
グや店内を見ただけで、さわや書店のみな
さんが、中村安希さんのトークセッションに、様々な心配りをなさっていることが感
じられて、うれしかった。

さて、トークセッションの開催です!

チェニジア帰りの中村さんの話は、まず、
静かに沸々と起こり、連鎖していった「ア
ラブの春」、そう、革命の話からスタート。

そして、中村さんが海外へ出かけ、日本に
帰国する度に一国の首相が代わっているが、
今回もご多分にもれずそうだったという話
から、著書『Beフラット』に登場した政治
家、日本の政治の話題へ。

しかしながら中村さんは、会場の広さや雰
囲気に合わせて、いつも淀みなくトーク
展開し、聞く人を次々に引き込んでいく。

「1時間も話せるかな」とか「緊張してま
すよ」と、いつもおしゃるのだが、実は2
時間でも3時間でも、観客を引き付け楽し
ませる術を持っていらっしゃることを、私
は知っています(と勝手に思っています)。

あっという間に約1時間のトークが終了し、
今度は中村さんへの質問タイムへ。

自発的に手をあげて、質問された方、その
質問内容が、的を得ているというか、内容
が濃いというか、しっかり『Beフラット』
を読み込んでいるというか、とにかく盛岡
の人の知性の高さには驚かされました。さ
すが、さわや書店で本を購入していらっし
ゃる方々。

実はこの日、中村さんも私たちも、盛岡駅
から外には一歩も出ずに、そのまま東京に
戻ってきたのですが、このトークセッショ
ンのあと、控室でさわや書店のスタッフの
みなさんと短い時間ながらもお話ができ、
また、フェザン店を覗いているうちに、駅
から一歩も出ないのに、盛岡の清らかな文
化にどっぷり触れたような気がしたのでし
た。



お邪魔したフェザン店のスタッフルームにて。
栗澤さん、松本さん、ありがとうございました。

写真には登場していただいておりませんが、
フェザン店大池店長、田口さん、他スタッフの
みなさん、ほんとうにありがとうございました。

そして、3週間の取材旅行からの帰国直後であり
ながら、見ている人に確実にエネルギーを注入
していった中村安希さんに、感謝!!!

みなみなさま、ありがとうございました。

盛岡から自宅に戻り、身体は疲れているのに、頭
の中が興奮していて、なぜか眠れず、再度『Be
フラット』を読み返してみました。
このところの忙しさのため、次々に処理しなけれ
ばならない事をこなしているだけ精一杯だったた
め、「深く考える」時間がなかなかとれなかった。
『Beフラット』は「自分なりに考える」ことの
大切さを思い起こさせる一冊でもあります。その
ことを、また思い出しました。人間って、忘れっ
ぽいから。

(の)